【高く売りたい】仲介売却

仲介売却とは、売り主様と買い主様の間に不動産会社が入り売買契約成立までサポートする方法です。売り主様から依頼を受けた不動産会社は、インターネット・新聞広告・折り込みチラシ・店頭でのご案内など様々な方法で宣伝活動を行い、購入希望者を見つけます。宣伝活動だけでなく、不動産査定や購入希望者との条件交渉などもすべて不動産会社が行います。売却完了までに3ヶ月～半年程度かかるのが一般的です。

また、売買契約成立時には、報酬として売り主様から不動産会社へ仲介手数料をお支払いいただきます。仲介手数料の金額は決まっており、例えば売却価格が400万円以上の場合、「売却価格の3％＋6万円（税別）」が上限です。なお、仲介売却を依頼しても売却に至らなければ、仲介手数料は不要です。

仲介売却の最大のメリットは、売却価格を売り主様自身で決めることができるため、売り主様が納得した価格で売却できる点です。また、売却に関わる手続きや宣伝活動などはすべて不動産会社がサポートしてくれるため、手間がかかりません。

さらに、売却して多額の現金が手元に入ることで、次の住宅購入や投資、子どもの教育資金、老後の蓄えなどが確保でき、今まで以上にゆとりのある生活ができるでしょう。不動産を所有していたことで発生していた税金や不動産の維持管理の手間もなくなるので、大きく負担を軽減できるのもメリットです。

仲介売却には、メリットだけでなく注意しておきたい点もあります。それは、購入希望者が見つかり売買契約が成立するまでに時間がかかるということです。仲介売却が完了するまでに3ヶ月～半年程度もかかる理由は、いちから購入希望者を見つけなくてはならないからです。購入希望者が見つかったとしても、条件交渉が難航することもありますし、結果的に契約に至らないこともあります。

また、仲介売却では購入希望者から申し出があれば内見に応じる必要があります。内見には売り主様も立ち会う必要があり、場合によっては物件の説明をしていただくこともあるでしょう。

仲介売却を不動産会社に依頼する際には、売り主様と不動産会社との間で媒介契約を結びます。媒介契約を結ぶことは宅地建物取引業法で義務付けられており、媒介契約なしに不動産会社は仲介売却を行うことはできません。

媒介契約書には、仲介手数料の金額や支払い方法、仲介売却の具体的なサービス内容や契約期間などが明記されています。あらかじめ契約内容を明確にしておくことで、トラブルを防ぐことができます。ですから、媒介契約を結ぶ際には、不動産会社からの事前の説明と違う点はないかなど、提示された契約書の内容をしっかり確認しましょう。

中古物件は時間の経過とともに価値は下がり、ただ所有しているだけでは維持費や税金などがかさんでいきます。また、いつまで経っても売れない物件は「売れ残り物件」としてよくないイメージがついてしまいます。ですから、不動産取引はスピーディーに対応することが重要なのです。

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