「不動産を相続したけど、何から始めればいいかわからない…」

「不動産相続について押さえるべきポイントがあれば知りたい…」

不動産相続というのは多くの人にとって初めての経験であるため、不安を抱えている方もいるのではないでしょうか？

ただ、不動産相続については知っておくべきことがいくつかあります。

そこで、今回は不動産相続で押さえておきたいポイントについてご紹介します。

 

□不動産による相続対策

 

相続税の節税対策には様々なものがありますが、節税効果が大きい対策が不動産を使ったものです。

現金での相続は相続税の評価額はそのまま現金の分となります。

一方、不動産の場合は土地と建物の評価額を算出しますが、一般的に時価よりも相続税の評価額は低くなります。

そのため、現金で相続するよりも不動産として相続する方が圧倒的に相続税を減らすことができます。

特に、賃貸用のワンルームマンションは、不動産の中でも比較的節税効果が高くなっています。

 

□不動産相続に伴う税

 

＊不動産取得税

相続人ではない人が不動産を取得した場合にかかる税金です。

固定資産税評価額の3%となっています。

 

＊固定資産税

固定資産税は不動産を所有しているとかかる税金です。

毎年、年の初めに所有者に対して課されるため、相続によって不動産を取得した場合は翌年から固定資産税を払わなければなりません。

 

＊所得税

相続した不動産を売却した際には所得税がかかります。

これを譲渡所得といい、税務署での確定申告が必要です。

また、相続した不動産が賃貸物件である場合も所得税が発生します。

こちらも税務署で確定申告が必要になります。

こうした税金は複雑な計算を要する場合があるので、不安な方は税理士などの専門家に依頼してみてはいかがでしょうか？

 

□管理者責任とは

 

不動産を相続し所有者となった場合には「管理者責任」が伴います。

管理者責任とはその名の通り、不動産の管理者として相応の責任を持つということです。

具体的には、相続した不動産の屋根が十分に固定されておらず、周辺の住宅に損害を与えてしまった場合などは、相続人が責任を負う必要があります。

そのため、相続によって不動産を取得した場合は、手続き上譲り受けるのではなく、きちんと実際に管理者として管理を行う必要があります。

 

 

□まとめ

 

今回は不動産相続で押さえておきたいポイントについてご紹介しました。

不動産相続は税金や法律の観点で押さえておくべきことがいくつかあります。

今回の記事が不動産相続の際に少しでもお役に立つと幸いです。

ご不明点や疑問点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。